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『池上彰教授の東工大講義【国際篇】 学校では教えない「社会人のための現代史」』の内容&感想!

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最近ハマりにハマっている世界史の勉強。今月、世界史関連書籍を読むのはこれで3冊目です。

 

今回読んだのは『池上彰教授の東工大講義【国際篇】 学校では教えない「社会人のための現代史」』

 

 

読みやすいために池上彰さんの世界史本を連続で読んでしまったのですが、本来ならばさまざまな著者の本を読んで、違った視点を取り入れながら勉強するべきなんですよね・・・。わかっているけど読みやすいんだもの。

 

『学校では教えない「社会人のための現代史」』は東工大で池上さんがおこなった講義の内容を本にまとめたものです。

 

これまでに『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」』『この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう』という2冊のシリーズが発売されていて、本書はその3冊目。

 

今回は『学校では教えない「社会人のための現代史」』の内容と感想についてお話していきます。

 

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東西冷戦、ベトナム戦争、天安門事件など、第二次世界大戦後の現代史について書かれた一冊! 

 

『学校では教えない「社会人のための現代史」』は戦後の国際情勢や、それにより引き起こされた戦争、テロ、事件などをわかりやすく解説した一冊です。

 

題材となっているのはロシア(ソ連)、中国、北朝鮮、中東地域などのアジア圏が中心で、「なぜ中国は反日国家となったのか?」「尖閣諸島問題の経緯とは?」など、日本人にとって関係が深い問題を取り扱っているのが大きな特徴。

 

アジア圏以外にもアメリカの「9・11同時多発テロ」やヨーロッパの「EUの成り立ちと問題点」など、欧米諸国の現代史についてもいくつか取り上げられています。

 

目次は以下のとおり。

 

1.東西冷戦 ー世界はなぜ2つに分かれたのか

2.ソ連崩壊 ープーチンはスターリンの再来なのか

3.台湾と中国 ー対立しても尖閣で一致するわけ

4.北朝鮮 ーなぜ核で「一発逆転」を狙うのか

5.中東 ー日本にも飛び火? イスラエルやシリアの紛争

6.キューバ危機 ー世界が核戦争寸前になった瞬間

7.ベトナム戦争 ーアメリカ最大最悪のトラウマ

8.カンボジア ー大虐殺「ポル・ポト」という謎

9.天安門事件 ー「反日」の原点を知っておこう

10.中国 ー「経済成長」の代償を支払う日

11.通貨 ーお金が「商品」になった

12.エネルギー ー石油を「武器」にした人々

13.EU ー「ひとつのヨーロッパ」という夢と挫折

14.9・11 ー世界はテロから何を学べる?

 

目次を眺めると、「なんとなく聞いたことはあるけど、具体的にどんな出来事だったかわからない」というものもあるかと思います。

 

『学校では教えない「社会人のための現代史」』はそういったニュースでよく聞く出来事について包括的に学ぶことができる。

 

まさに「社会人のための現代史」といえる一冊でしょう。

 

「現代史」は学校で教えてくれない? 

 

本書のタイトルは『学校では教えない「社会人のための現代史」』となっていますが、これにはきちんとした理由があります。

 

みなさんも経験があるかと思いますが、中学校・高校で習う「歴史」の授業って日本史も世界史も「中世~第二次世界大戦」くらいの範囲しかちゃんと教えてくれないんですよね。

 

なぜなら、入試などで使う範囲がそこまでだから。

 

そのため、学生は「戦後の現代史」について知識があまりないのです。

 

これ自体は決して悪いことではありません。学校側も限られた時間の中で優先順位を決めて、膨大な量の「歴史」というものを教えているのですから。

 

しかし大人になると、日々耳にする国際情勢に関するニュースや世界の経済状況など、さまざまな情報を理解する必要があります。 

 

そのためにも、『学校では教えない「社会人のための現代史」』のような本を読み、現代史を深く理解しなければならない。

 

本書は"社会人のための"と銘打っていますが、学生の方たちにもぜひ読んでいただきたいと思います。

 

受験に直接役立つ情報は少ないかもしれませんが、大人になれば必ず「勉強しててよかった」と思える情報がたくさん詰まっているはずです。

 

まとめ

 

歴史というのは本当に知れば知るほどおもしろいものですね。

 

僕も普段よく耳にするニュースに関しての理解度が深まり、「どうしてこうなったんだろう?これからどうやって解決に向かえばいいんだろう?」 というようなことを考える力がすこしずつですが養われてきました。

 

「現代史についてわかりやすく知りたい!」という人にはおすすめの一冊です。

 

 

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